こんにちは!スタッフの峯岸です。
明日のお休み前に自分の愛車のタイヤをチェックしてみたところ、異常なしでした。さて、これで明日は安心して家でゴロゴロできますね。
・・・って、出かけないのか!(笑)
さてさて、という事で今回はタイヤ点検の1つでタイヤ交換の際に最も重要な目安になる『スリップサイン』についてお話ししたいと思います。スリップサインについては知っているよと言う方も多いと思いますが、何卒ご容赦を(^_^;)
スリップサインとは簡単に言えば“ここまで溝が減ったら危ないですよ”と知らせてくれる目安で、上の写真の○で囲んだ部分です。この部分まで溝が減りスリップサインが繋がってしまうと、そのタイヤは使えません。スリップサインはタイヤの接地面上の何カ所かにあり、タイヤ側面を見た時に△マークがある部分の先にありますよ。(上写真2枚目)
ちなみに全部繋がってしまうと、タイヤとしては誰が見ても危ないと言える状態になります。写真のタイヤは偏摩耗も起こってます。
細かい話をすると道路運送車両の保安基準第9条第2項の中に
自動車の空気入りゴムタイヤは、堅ろうで、安全な運行を確保できるものとして、強度、滑り止めに係る性能等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。
と言うのがあります。そして文中の“告示”と言うのが道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第167条第4項に書いてあるのですが、全部書き出すと長くなるのでスリップサインについてのみ抜粋
滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても1.6mm(二輪自動車及び側車付二輪自動車に備えるものにあっては、0.8mm)以上の深さを有すること。この場合において、滑り止めの溝の深さについての判定は、ウエア・インジケータにより判定しても差し支えない。
とあるのですが、こういった文章はなんでこうも分かりにくいのでしょうね~。
要はタイヤの溝は1.6mm以上(スリップサインの高さ以上)ないと整備不良となります。って事なのですが、これを細かく説明すると上の文章みたくなるわけですね。ちなみに文中のウエア・インジケータとはスリップサインの事です。
まあ、だらだら書いといてなんですけど、私自身もこんな堅苦しい文章覚えてません(笑)
重要なのはこのスリップサインでタイヤの残り溝の深さを判断しましょうという事です。決してこのサインまでタイヤを使えるという事ではなく、残り溝がスリップサインに近づいてきたら危ないと判断ができれば良いと思います。
タイヤ溝は新品から半分ほど減ると急激に性能が落ちると言うデータがありますので、スリップサインを目安に溝の減りを見て、不安を感じた場合は早めにご相談ください。