当店でスタッドレスタイヤへ履き替える時に気を付けて頂きたい3つの事

こんにちは!スタッフの峯岸です。

昨日は風も強く東京でも木枯らし一号が吹いたとニュースになっていて、その影響もあって夕方ごろからとても肌寒く感じました。体感として寒くなってくるとお持ちのスタッドレスタイヤの履き替えを早めにしようかな、と考える方もいるのではないでしょうか?

という事で、今回は当店で脱着作業を依頼される際に気を付けて頂きたい3つの項目をご紹介します。

脱着作業とは?


本題に入る前に『脱着作業』と言うのはどう言う事を言っているのかを簡単に説明したいと思います。
当店で言う“脱着”とは夏タイヤ、スタッドレスタイヤともにホイール付で所持している場合、ホイール付夏タイヤを車から取り外してホイール付スタッドレスタイヤを取り付ける作業を言います。(逆も同様)

ホイール付なのでお客様自身が保管場所への移動したりと大変な面はありますが、タイヤだけ購入して組替作業を繰り返すよりも後々かかる作業費用を抑えたり作業時間が短縮されるメリットがあるので、スタッドレスタイヤを初めて購入される場合はホイール付で購入する事をお勧めしています。
※車種や今後の使用回数によっては、タイヤのみで購入された方が良い場合もあります。

1.ナット忘れ



それでは本題と参りましょう。1番最初にご紹介するのは脱着において最も多い『ナット忘れ』です。これは毎年必ず何台かは起こります。
ナットと言うのはホイールを車体に止める際に必要な部品です。60°テーパー・球面・平座などとホイールとの当り面形状がいくつか存在しておりメーカーによって概ね適合する形状は決まっていますので純正ホイールを止めているナットではスタッドレスタイヤ用の社外ホイールには適合しない事があります。そういった場合は必ず初回購入の際に適合するナットが用意(取付)されます。


この時点で純正ホイール用ナットと社外ホイール用ナットが1セットずつあるわけですが、このナットを脱着の際に自宅や倉庫に忘れてしまうと言った事が起こりやすいのです。脱着作業を依頼される場合にタイヤを忘れる方はいませんがナットなどの取付部品は存在感が薄いのか忘れやすいようです。
忘れ防止策としてはナットだけは車に積んだままにしておく事をお勧めします。そんなに場所をとるような物ではありませんので車内の邪魔にならないところへ置いておくのが良いと思います。

2.ソケット(アダプター)忘れ

次にご紹介するのは少しナット忘れと重なる部分ではあるのですが『ソケット忘れ』です。

ソケットとは上で紹介したナットを締めたり緩めたりする為にナットにはまる形状をした工具で通常は6角形の形状をしているものが多いです。その一般的なソケットであれば当店に置いてあるのでお客様が持ち込む必要はありません。

ここで言う“ソケット”とは何の事かと言うとロックナット用の専用ソケット(キーアダプター)になります。このロックナットとはホイール・タイヤの盗難防止を目的として使用される特殊形状をしたナットです。締めたり緩めたりする為にはその特殊形状に適合するソケットが必要となりますが何らかの理由で車から降ろしてしまい、そのまま戻し忘れると言った事が件数としては少ないですが発生します。

これに関しては必ず車に積んで置くべきですので注意すべきは使用したら車内へ戻す事だと思います。脱着に限らず出先にパンクでスペアタイヤへ交換、最寄りのスタンドやカー用品店でタイヤ交換しなければいけないなんて事が起きた時にソケットがなくて車体から外せないとなると大変ですから。

3.タイヤの積み方

3つ目は何の「忘れ物」と思ったでしょうか?さすがに最後はちょっと違いますよ。

最後は『タイヤの積み方』です。ただ積み方に関しては正解などはありませんので走行中に安定している事が一番重要と思います。荷室の広さや形状で違いますが、基本的には高く積まない事とホイールの重心を意識した積み方ができている事が大切と思います。リアハッチを開けた時に積んであったタイヤが倒れ込んでくるといった事も時々起りますので、大切なホイールが傷つかないようにする積み方は重要です。もちろん、作業の際はその様な事を気を付けてリアハッチなどは開けますので倒れ込んでくるような状態であったとしてもタイヤが落ちないように致しますのでご安心ください。


一番安定するのは4本を全て寝かせた状態ですがそれが可能な車種はすくないので写真のように積むのが良いと思います。この他にも車種によっては立てて4本積むと安定する場合も安定する事もあります。

今回は当店で脱着作業を依頼される時に気を付けてほしい事を3つほど紹介させて頂きました。特にナットやソケットの忘れ物は取りに帰ると2度手間になってしまうので気を付けて頂ければと思います。
また、脱着作業は例年11月の後半頃から徐々に増えていきますので、11月前半などで交換をすると待ち時間も短く済んだりしてお勧めです。2016年11月24日には関東でも降雪がありました。その時にタイヤ交換をしようと慌てて苦労された方は余裕をもって脱着される事を検討してみてください。

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